
概要:「もとぶ町そばじょーグゥ新聞」では、毎回、本部町内で沖縄そばを取り扱うお店や、そばじょーぐぅの方など、沖縄そばにまつわる方たちに取材を行っています。
今回の「もとぶ町そばじょーグゥ新聞」では、八重岳の袂を通り、名護市と本部町を結ぶ県道84号(沖縄そば街道)沿いにある「沖縄食堂きたやま」におじゃまして、店主の並里さん夫妻にお話をうかがいました。
「夫婦二人三脚」の思いをかたちに
- Q:このお店を始められた経緯をおしえてください
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A:夫はサラリーマンをしていましたが、これから先、ずっと夫婦で続けていけることをしたい、という思いから、早期退職をして、名護バスターミナルの隣にそば屋をオープンしました。約8年営業した後、故郷の本部町に移転して、間もなく3年が経ちます。

- Q:本部町に戻ってこられた理由は何ですか
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A:名護のお店は、今の店舗の倍以上の広さで、たくさんのお客様に来ていただきましたが、店舗の老朽化が進み、移転先を探していたところ、実家の物置になっていた今の店舗が、夫婦二人で切り盛りするのにちょうどよい大きさだったことから、移転を決めました。

- Q:「きたやま」という店名の由来を教えてください
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A:名護にお店をオープンする際、職場の同僚にお店の名前を考えてもらったのですが、みんな真面目に考えてくれなくって…どれも不採用(笑)あまり深い理由もなく思い付きで「北山(きたやま)そば」としました。この地域では「北山(ほくざん)」という読み方が一般的なので、本部町に移転してからも、この屋号を頼りに、名護のお客様が訪ねてきてくださり、今となっては、この名前にしてよかったと思っています。

- Q:お店としてこだわっていることがあれば、教えてください
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A:ある雑誌に「麺が見えないほどの肉が…」と掲載されてしまってから、それを楽しみに来られるお客様のために、仕入れを見直し、下処理を丁寧に行うことで、価格を上げることなく、麺が見えない程、たくさんのお肉を載せるようにしています(笑)
また、品質の高い鰹節を本部漁協から直接仕入れるようになってから、スープの味も安定し、これからさらにおいしいスープをお出しできるよう、研究を重ねていきたいと思います。

- Q:おすすめのメニューを教えてください。
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A:本部生まれのそば麺「ムゥトブ麺」の平麺を使用した「ムトゥブそば」は、弾力のある麺、骨付きソーキ肉、三枚肉をトッピングしています。また、当店定番の麺の上に、同じく骨付きソーキ肉、三枚肉をトッピングした「きたやまそば」も、自信のお肉を2種類とも味わっていただけるので、おすすめです。暖かくなってくる時期には、家族が営む農園で採れる旬のアセローラを使用したサイドメニューも準備してお待ちしております。

- Q:バリアフリーのトイレが気になったのですが…
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A:ご高齢の方や車いすの方でも、気軽にそばを食べに来ていただきたい、という気持ちで、入り口の段差もできるだけ小さくし、トイレはバリアフリータイプにしました。
また、小さなお子様連れのお客様が、いつも一杯のそばを分けて召し上がっているのを見て、子どもにも小さくてもちゃんとした「一杯のそば」を食べてもらいたいと思い、2014年4月から半年間の予定で、小学生未満のお子様連れのお客様には、ミニそばをサービスでお付けする準備をしております。座敷席でゆっくりとお過ごしいただけますので、ぜひご来店をお待ちしております。

沖縄そば新聞第4号のPDFをダウンロードできます。 (PDF: 2570.44KB)
- 店舗名:
- 沖縄食堂 きたやま(おきなわしょくどう きたやま)
- 住所:
- 沖縄県国頭郡本部町字並里666
- 電話:
- 0980-47-7478
- 営業時間:
- 11:00~18:00
- 定休日:
- 水曜日
- 席数:
- 30席
- 駐車場:
- 約10台
- HP:
- なし