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牛まぁ〜:店の名前に似つかわなぬ山羊三昧。牛まぁー特製やぎそば

概要:
やぎって、食べますか?山羊です。沖縄本島北部、やんばるではお祝いごとがあると山羊を食べる習慣がありますが、その味そのままに沖縄そばに仕立てられています。

 お店の名前「牛まぁ〜」は、うちなーぐち(沖縄の方言)で闘牛場の事を指しています。闘牛場と行ってもスペイン的なムレータふりふりな人vs牛の格闘場ではなく、日本各地に残る牛と牛が激し効くぶつかり合う闘牛場です。町内では闘牛が大きな巨体をのっそのっそとお散歩していたり、瀬底ビーチで水浴びしていたり、これまたもとぶの風景といってもいいですね。そうそう、その瀬底ではやぎとやぎを戦う、ピージャーオーラサイも目が離せません。
5月と11月に年に2回行われるピージャーオーラサイは、瀬底山羊愛好会が主催でヤギ汁の香りが漂う中、ヤギが激しく角をぶつけ合う、ちょっとシュールなお祭りです。もちろん、瀬底島の観光振興を兼ねていますよ。ゴールデンウィークはもとぶ観光するっきゃ無いですね。沖縄美ら海水族館のお帰りの際には瀬底島にもお立ち寄り下さい。
さて、話がだいぶズレた感じですが、実はそんなにずれていないです。「牛まぁ〜」の名物のおそばは、その名前に似つかわなぬ「ヤギそば」。牛ではなくて、山羊。そう、山羊なのです。ここで、ちょっと待て、あの可愛い山羊を食べるのか?と思った皆さん、ナイスです。
ぜひ、本部町のお隣、今帰仁村舞台にした仲村颯悟監督の「やぎの冒険」を観て、一緒に葛藤してみてください。生きる場所、育ってきた環境で人はこんなにも価値観が違うのか改めて感じることができます。ましてや、本土の人たちからみたら、小さな小さな沖縄本島、「沖縄」という言葉でひとくくりにされがちですが、もとぶんちゅにはもとぶんちゅの、なきんちゅになきんちゅ、しゅりんちゅにはしゅりんちゅのそれぞれが育んできた文化や伝統があるんだよという、メッセージでもあり、その上で、食育と風刺映画的手法で沖縄の抱える様々な問題を鋭く切り込んでおり、多方面から楽しめる一品となっております。

さて、本題の「やぎそば」ですが、正確には、「ヤギ汁そば」です。もう、山羊三昧と言った感じで山羊好きにはたまらい一品となっています。山羊をばらすという言葉がぴったりな、細かくバラされた山羊のお肉が、麺の上にタップリとのせられており、癖になるお味を演出してくれます。沖縄ではめでたい時に食べる山羊。その独特の臭みから敬遠される人も多いですが、沖縄文化を楽しむという点では恥ずことの出来ない料理であることは間違いありません。特にこの本部町や今帰仁村は、沖縄の古くから伝わる文化を残している土地なので、ぜひとも足を運んで食べていただきたい料理です。
ちなみにレポーターは、お昼ごはんに食べに行きましたが、職場に戻り一言、「昼に山羊や食べるなんてありえない」ともとぶ出身の方に言われてしまいました。周りへの影響を考慮して食べなければいけませんね。
牛まぁ〜:やぎそば:沖縄そばの本場、本部町
店舗名:  牛まぁ~ (うしまぁー)
住所:   沖縄県国頭郡本部町谷茶28-7
電話:   0980-47-2863
営業時間  17:00~24:00
定休日   水曜
食べログ
https://tabelog.com/okinawa/A4702/A470202/47007210/
Retty
現在未登録
第1回もとぶ町そばスタンプラリー、多くのご参加ありがとうございます。約1000名の方にスタンプ帳を手にとっていだけました。また、運営の不手際でいろいろとご迷惑をお掛けして大変申し訳ございませんでした。現在、スタンプ帳の回収を行なっております。回収方法をこのリンクをクリックしていただきご確認いただければと思います。
今後とも本部町の沖縄そばをお引き立てよろしくお願いいたしますm(__)m