概要:
山の麓に佇む、超人気店はまるでジブリの映画に出てくるような佇まい。しかし、見た目だけじゃないですよ。こだわりぬかれた最強麺を使用した沖縄そばをご紹介。
美ら海水族館がある本部半島は、熱帯カルストの北限にあり日本で唯一の円錐カルストを有する半島でもある。沖縄では山原(やんばる)と呼ばれるのはカルストが織りなす山々があるから。もとぶ沖縄そば街道はまさに、山の原を駆け抜ける。
そして、円錐カルストの総本山、本部富士の麓にあるのが、今回行った「そば処 夢の舎」。急な坂を駆け上がり、ゴルフコースの間を抜けぬ小道を駆け抜けると、照葉樹が騒ぎ出す。そんな自然豊かな空間に、「沖縄そば仙人」は住んでする佇むお店が「そば処 夢の舎」です。
駐車場に車を止め、お店に向かうと風にゆらゆら揺れる暖簾がお出迎え。脇には平日30食、土日祝50食限定と書かれた案内板。まぁ、そんなに気にしない。食べれなくて当然。食べれればラッキーとはじめから腹はくくってきているからだ。
暖簾をくぐると、スタジオジブリに登場するような森の中に佇む琉球古民家がおしゃれにお出迎え。はいった瞬間に居心地の良さを感じずにはいられない。
このお店で確実に沖縄そばを食べたいなら、冬だ。その話は後においておき、まずは、今回いただいた、ヨモギそばの話をしよう。
このお店を有名にしたは、なんといっても「ガジュマルの木灰の手打ち麺」だろう。ラーメン評論家として有名な大崎裕史氏にして「沖縄で6、70軒食べてるけどこれは最強の麺」と言わしめる沖縄麺は、まだ完成の域に達していないとそば仙人大将はいう。なので、たまに失敗もするのだとか。
強いコシにももちもちとした食感がたまらない。他の沖縄麺よりも少し太いが縮れている。これは、手打ちならでは。最近の製麺所では、機械が不揃いな麺を作るらしいが、この縮れぐあいは正真正銘の手打ち。今回食べたヨモギそばには、麺にフーチバー(ヨモギ)が練りこまれているのも特徴的。
カツオの効いた出汁とヨモギと三枚肉の相性も抜群。香りは強いので人によっては合わないかもしれないです。そういう時は海ぶどうそばをどうぞ。
出汁からはみ出さい程度の麺のボリュームもバッチリ。これ、内地で食べたらいくらかね。
しかし、夢の舎の最大の弱点は、先にも書いた限定の売り切れ御免商売。これは、しかたのないことなのだけど、やっぱり食べたい、どうしても食べたい。でも、夏の行列が、売り切れてしまっていたことが脳裏から離れない。でも、食べたいのだ。
そんな時は、開店直後か冬だ。冬の平日だと運が良ければ貸切状態にもなってしまう。そんな時は、とても静かで、風の音、鳥の鳴き声、照葉樹の触れ合う音がたっぷりと沖縄時間を楽しませてくれる。沖縄そばが出るまでの待ち時間に心のリフレッシュが完了するほどだ。
テーブルにおいてある想い出のノートには、芸能人の名前も沢山。しかし、そんなことはどうでもよいのだ。読んでクスッと笑うぐらい。もう、一般人になられた島●紳助さんも想い出ノートになにか書き残しているとか。
しかし、そんなことよりもこのお店全体のこだわりを一つ一つチェックするほうが圧倒的に楽しかったりもするぐらいこだわりが凄いのです。
でも、僕のそんな気持ちはそば仙人大将には届くはずもなく、今日も究極の沖縄そばを目指して修行をしているのかと思うとまた時間を見つけて寄りたいなと思うのであった。
店舗名: そば処 夢の舎 (そばどころ ゆめのや)
住所: 沖縄県国頭郡本部町字古島794-2
電話: 0980-48-4529
営業時間 11:00~売り切れごめん
定休日 月曜日(祝日の場合は翌日)
平日は30食、土日は50食限定となっています。
食べログ
https://tabelog.com/okinawa/A4702/A470202/47002924/
Retty
https://retty.me/area/PRE47/ARE247/SUB24701/100000015728/