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ウチナーの味 石なぐ:きらきらと光るツヤのある麺をズルっとすする沖縄そば

概要:
ざる系沖縄そば。沖縄麺本来の持ち味以上のものを出しきらないとざる系沖縄そばは成り立たない。あえてそこに挑む沖縄そば冷やし生麺やいかに

 9月に入り、ほんの少し涼しくなったように思いますが、それでもまだまだ暑い沖縄。もうしばらくはオンシーズン。オンシーズンが終わる9月末から10月にかけて、美しいもとぶの夕陽が花を咲かせます。
 そんなもとぶの夕陽を「ゆうもどろの花」と呼んでいるのを皆さんは御存知でしたか?特に10月の夕陽が格別に美しいと言われています。
 今回行った「うちなーの味 石なぐ」は、そんな「ゆうもどろの花」はもちろん、年中夕陽が楽しめる格別の高台で営んで居られます。
 もとぶリゾートの交差点から丘を登ると見晴らしの良いロケーションと、店外に響く沖縄民謡。ここのオーナーさんは三線の手練で琉球舞踊で奏でていたりもします。他のお店と趣の違う曲が流れてるぞっと思った貴方は沖縄通!!
 お店は風格のある気品を感じる日本瓦の佇まい。木造軸組工法で自分で建てられたという。中は非常に広く感じ圧迫感が全くない。木のぬくもりを感じつつ、夕陽を観ながら食事もできるように設計されている。
 さて、今回注文した沖縄そばは、「沖縄そば冷やし生麺」というざるそばです。といっても、他に沖縄そばのメニューはありません。
 最近、ざるの沖縄そばを他のお店でみかけるようになってきましたが、このお店はざる系の古株でございます。ざるは麺のみで勝負なので、期待と不安が耕作します。
 難しいんですよね、沖縄そばのざるって。沖縄そばについてにも書いてますが、沖縄そばのあのぼそっとした感じの作り方は、暑い沖縄で麺を殺さずに閉店まで持たせることが前提で作られているので、冷やすことはあまり考えられてません。
 日本そばは、そばを作る工程に水で締めるってのがありますが、沖縄そばは油処理なので、その部分をどう工夫しているのか知りたいところでもあります。
 なにはともあれ、いただくことに。
 きらきらと光るツヤのある沖縄麺を、ちょんちょんって出汁につけて口元にすっと持っていきズズズッとすする。まさにざるの食べ方。おぉ〜、コシが強くツルツルとしたのどごしのある麺。この麺なら、ざるだけじゃなく色々なバリエーションが楽しめそう。
 個人的にはカルボナーラで食べてみたい。ラーメン化する沖縄そばにいやいやパスタ的アレンジも楽しめると教えていただきました。いやはや、沖縄そばの世界は広いです。
 他のメニューも豊富でオコゼなんかも食べれるので、夜もいきたいお店です。
うちなーの味 石なぐ:沖縄そば冷やし生麺:沖縄そばの本場、やんばる本部町
 店舗名:  うちなーの味 石なぐ (うちなーのあじ いしなぐ)
 住所:   沖縄県国頭郡本部町渡久地778-2
 電話:   0980-47-3911
 営業時間  11:30~15:30 18:00~22:00
 定休日   木曜日
 食べログ
 https://tabelog.com/okinawa/A4702/A470202/47006368/
 Retty
 https://retty.me/area/PRE47/ARE247/SUB24701/100000736405/