概要
正統派名店の沖縄そばが食べたくて、備瀬方面まででかけて来ました。相変わらず地元の人たちで大入りのお店で食べる普通なのに洗練された味の沖縄そば。しかし、かなしいお知らせもしなければなりません。
昨年やったことを少し振り返ってみると
- ■もとぶのそばを食べ尽くす会の立ち上げ
- ■もとぶ町のそばスタンプラリーの主催
- ■スタンプラリー後の取材対応
- ■東京フリーペーパーメトロミニッツ取材協力
- ■そば新聞の発行
- ■沖縄タイムス本部フェアへの出展
- ■そばの日イベント主催
- ■各種イベント視察
- ■やんばるグルメコンテストの出店店舗お手伝い
という感じです。たくさんの方たちに支えられて、ちぐはぐながらもいろいろと経験を積ませていただいたことに深く感謝しております。
今年はといいますと。多くの方からご要望をいただいている「第二回 もとぶ町 そばスタンプラリー」と言いたいところですが、昨年の夏前ぐらいから仕込んでいることがありまして、そちらが先になると思っています。まだ、何かはいえません。ごめんなさい。
さて、我々のお話はおいておきまして、今回は、フクギ並木で有名な備瀬集落への入り口にある「山原屋」さんへ行って参りました。地元では「川田のおじさんのそば屋」と言われるぐらい親しみを持たれたお店で地元の人たちには絶大な人気を誇っています。その秘密は、創業37年の味とファーストフードに匹敵するスピード感ではないでしょうか。
はやければ、13時ぐらいには品切れを起こすこともありほどに、お店の周辺には、タクシー、軽トラ、レンタカーがたくさん止まっています。
今回いただいたのは、ミックスそば(650円)。やんばるではポピュラーな平麺ですがやや細め、しかし、そばまかいに溢れんばかりの麺と具が盛りつけられます。最大の特徴は、1cmに迫るほどの肉厚のある三枚肉と大きめのソーキ肉が盛られていること。スープはカツオ出汁がかなりきいていて、濃いめの味付けの沖縄そばとなっています。そして、これが、1分ほどで目の前に配膳されるスピード感。
もとぶ町の沖縄そばは、もともと、伊江、水納、伊是名、伊平屋への出かけるときの船待ちそば。内地で言うところの「えきそば」のような存在なので、手際の良い店も多いです。
肉の厚みや大きさ、沖縄麺の量を考えると650円という値段は沖縄そばとしては魅力的です。
しかしながら、残念なお話をしなければなりません。「山原屋」さんは2月を持って引退されることとなりました。今の時代、インターネットやSNSで半ば強引な口コミで集客するお店も多いですが、37年という月日を本当の口コミだけでたくさんのファンを作った本物の味が消えてしまうのは大変残念です。
当会としては、レポーター全員がそのおいしさを認める名店だけに、最後に「山原屋」さんをそば新聞に掲載したいとお願いにあがりましたが、「閉店のことはあまり大きく取り上げないでほしい」とのオーナーさんのご要望もあり、いつも当会のことを気にかけてくれている皆様だけへの告知とさせていただき思います。
もし、この記事を読まれた方で、「山原屋」さんのファンのお友達がおられました口伝えでお知らせいただければ幸いです。あの味が好きだった方には、残された短い時間に是非食べていだきたく思います。
店舗名: 山原屋 (やんばるや)
住所: 沖縄県国頭郡本部町字備瀬371-1
電話: 非公開
営業時間 11:00~15:30
定休日 日曜日
食べログ
https://tabelog.com/okinawa/A4702/A470202/47000311/
Retty
現在未登録